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赤阪、ひとり飲み♪ [お酒]

ただでさえ、毎日よく飲んでいるのに、誕生日ウィークだったのでさらに拍車がかかり、プロレスラーのように飲んでます・・・[バー][バー][バー][あせあせ(飛び散る汗)]

その中で、赤坂の料理屋さんでひとり飲み[キスマーク][ぴかぴか(新しい)]カウンターは禁煙なので、鼻が麻薬犬で煙草が苦手な私には快適に過ごせます[るんるん]

チャーミングな女将が早速ご挨拶に[キスマーク]「以前、いらしていただきましたっけ?」「いえ、今日が初めてのお伺いで・・・」「まあ!後で・・・お名刺、いただます?」って、赤坂っぽーい[ひらめき][夜]

まずは、シュワシュワのスパークリングから[かわいい]

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三口で飲み干して、新潟の日本酒に突入~[るんるん]

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お造りは、広島の日本酒で~[るんるん]あまりの早飲みに女将がボトルのミネラルウォーターを出してくださり「お水も飲みながら・・・ね」[キスマーク]

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でもでも、この後、焼き物に塗ってある濃厚味噌が赤ワインに合いそうなのでお願いする[ひらめき]

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すると、ご主人が「ムフ、悪い人ですね~[わーい(嬉しい顔)]」と嬉しそうに、ワインをシュポンと空けてくれて[ハートたち(複数ハート)]

次の揚げ物には、「さて、何がよろしいですか?」と食い気味に促すので[わーい(嬉しい顔)]「白いワインかな~」「ハイハイ!」とまたシュポン[ハートたち(複数ハート)]

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すきっ腹にこの勢いで飲んでるので、相当、キテいる所に、ご主人が「この日本酒、食事にも合うから飲んでみて[わーい(嬉しい顔)]」くう・・・今度はこちらが「もう・・・悪い人ですね[揺れるハート]」って。

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この辺で、記憶がないの・・・[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]デザートでまたシュワシュワのスパークリング飲んでるし・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

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女将にお見送りしていただいた時、もう足がエックス字にクロスしてたわ[たらーっ(汗)][たらーっ(汗)][たらーっ(汗)]恥ずかし・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

そして、最近定番のデー酔してイタイ写真を撮っているというフルコース[ふらふら]


でも、いいの[exclamation×2]いくつになろうとバカをやり続ける[exclamation×2]Gingerバカ一代、を貫きます[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]


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ひきこもりの夏の想い出☆ [お酒]

ひきこもって机に向かう日々[あせあせ(飛び散る汗)]・・・大好きな仕事だから辛くはないけど、盛夏[晴れ]ではなく、雨の日が多いのでココロ静かに過ごせるのがいい・・・[霧]


それでも毎年楽しみにしている花火の夜[夜]も天気予報は「雷雨」[がく~(落胆した顔)]で、きっとこのまま8月は終わってしまうんだろうな・・・と思っていた。


でもでも、花火開催の30分位前から雨が小降りになってきたので「もしや[ひらめき]」と思い、ワインとつまみとレジャーシートと傘を持って、いそいそ会場まで出かけてみる[るんるん]


この花火大会は規模は小さいものの、「混まない[exclamation×2]ピクニック気分が楽しい[かわいい]火薬の欠片が落ちてくるくらい真下で観られる[どんっ(衝撃)]」という、中々貴重なものなの[わーい(嬉しい顔)][ハートたち(複数ハート)]


川辺にレジャーシート敷いて、ワインをぐび~[バー][揺れるハート]川風が心地よい[ぴかぴか(新しい)]

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裸足になって寝転んじゃう[リボン]解放感、気持ちいーい[るんるん]

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雨は止んで、ひゃー、始まったよー[グッド(上向き矢印)][ぴかぴか(新しい)]

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人は少ないし、酒飲んで寝っ転がってるのなんて私だけみたい・・・贅沢だ[プレゼント][ぴかぴか(新しい)]

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間近で観る迫力満点の花火、最高でした[揺れるハート][ぴかぴか(新しい)]

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終わった途端に雨がポツポツ・・・花火の間だけ奇跡的に雨が止んだ[あせあせ(飛び散る汗)]8月を彩ってくれて、ありがとー[プレゼント][ぴかぴか(新しい)]

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海が恋しい冬 [お酒]

大好きな人たちと、忘年会。赤坂のオイスター・バーで[るんるん]一線で活躍されている方らしく、お人柄も素晴らしく、何がスキって、とってもピュアなところ[ハートたち(複数ハート)]純粋とかピュアとか言うと、子供っぽさをイメージされがちだけど、そうじゃなくて汚れずにいられる、ナチュラルな強さがあるように、私は思うのです[ぴかぴか(新しい)]

広島の遠い島の美しい海で獲れた牡蠣[霧]ソースやレモンもつけず、そのままで海を感じる[ぴかぴか(新しい)]とてもとても綺麗な海を[霧][ぴかぴか(新しい)]

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5cmにも満たない生まれたばかりのベイビーオイスター[リボン]

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オーガニックの野菜の味の豊かさ[exclamation×2]

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牡蠣のオムレツ。ふんわり、とろり、火の通し方が絶妙[ひらめき]

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お肉料理もお店自慢だそうです[グッド(上向き矢印)]ワインがすすむったら[あせあせ(飛び散る汗)]

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こんなにクリアでキレイな味わいの牡蠣は、初めていただきました[ぴかぴか(新しい)]海が恋しくなりました[ハートたち(複数ハート)]最高のものを出そうという料理人の志[ぴかぴか(新しい)]安らぎと幸福に浸った、素晴らしいひと時でした[揺れるハート]地球の恵み、大好きな方々との出逢い、最高の仕事を見せてくれたお店、すべてに、ありがとー[わーい(嬉しい顔)]

シアワセに酔ったのかしら[バー]帰り道の記憶がない[あせあせ(飛び散る汗)]帰巣本能が強いので絶対に家には帰ってるんだけど・・・どうやって帰ったのか・・・お兄もちょっとあきれてた・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

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夏の夕方の寄り道 [お酒]

図書館に行ったり、お買いものしていたら、お喉がカラカラ・・・ってことで、地元の居酒屋にビバーク[ビール]車海老のお刺身、頭は塩焼き(キャ[揺れるハート])に冷たい生レモンサワーでシュワシュワ[るんるん]

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待ちきれなくて、田中一村の本を読み始める[リゾート]その生涯と作品をリンクしつつの内容。神童と呼ばれたにふさわしい類まれな才能を感じる、高い技術力だけではない表現力に圧倒されつつ、奄美大島に移り住んでからの作品に魂が揺さぶられ、思わず涙が溢れた・・・[たらーっ(汗)][もうやだ~(悲しい顔)]「うわ・・・たまらん・・・やられる・・・」おしぼりで涙をぬぐう(おしぼりで顔をゴシゴシ・・・完全にオッサン[あせあせ(飛び散る汗)])常々、美術館でも「ふーん」ぐらいしか感じられない造詣のない私ですが、印刷の作品からでもグワーーっと迫るものを感じたの[exclamation×2]早い時間の居酒屋で、レモンサワー飲みながら本読んで泣いてるヤツ・・・顔見知りのお店の方もちょっと引いてたわ[あせあせ(飛び散る汗)]

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描き続けることがまず第一だったとしても、やっぱり誰かに認められることを求めている想いはあったと思うわ・・・狭い画壇にすり寄れなかったんでしょうし、南の島に籠りたくなく気持ちもわかる[exclamation×2]だけど、同じく没年後評価されたゴッホと全く違うのは、作品の芯に感じる静謐さ[霧]世界の長寿さんで、子供の頃、生ゴッホに会ったことがあるという人が「見た目も性格も最悪だった[どんっ(衝撃)]」って言ってたのに爆笑したけど、そうだったんでしょうね。私もゴッホに何の魅力も感じない、むしろキライ・・・。

その後、うちに帰り二次会開催・・・久々ベロンベロン[かわいい]お兄はひとり寝[夜]最近、ワガママ食いの影響とコワイ猫ちゃんが来るので、お散歩できずデブ道まっしぐら・・・お彼岸のナス&割り箸みたい[あせあせ(飛び散る汗)]

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夏祭りで、来月結婚式[ぴかぴか(新しい)]の女の子と遭遇(私も出席するんです・・・[ハートたち(複数ハート)])今、どんなに幸せか聴いているだけで、こっちも嬉しくなる[わーい(嬉しい顔)]この、瞳の輝き[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]生きてることが素晴らしい[exclamation×2]って語ってる[ぴかぴか(新しい)][揺れるハート]

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歌舞伎町の夜 [お酒]

行って来ました。「新宿秘宝館」・・・新宿歌舞伎町のライブハウス[がく~(落胆した顔)]こんな用事でもなくては、歌舞伎町は足を踏み入れない場所。空気が淀んでる~。途中、風俗店が立ち並ぶ路地に迷い込み、コワイわ~[あせあせ(飛び散る汗)]さ、ちょっと飲んで士気を高めなきゃ[ビール]まずは、老舗の名店「番番」で、水ナス、焼き鳥、チューハイのザ・居酒屋メニュー[ハートたち(複数ハート)]

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元コマ劇場はゴジラビルに・・・歌舞伎町で元気なのは無邪気な海外観光客だけ~[ふらふら]

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一階カフェのテラスで冷たいシャンパ~ニュ[揺れるハート]通りの人々を眺めながら、異国の感覚・・・[夜]

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トークライブは「玉袋筋太郎の新宿秘宝館」だけどエロティック要素は全然ナシ。秘宝その1がビートきよし師匠[わーい(嬉しい顔)]漫才師というより、ギャンブルとマルチが大好きな詐欺師ギリギリの人~[あせあせ(飛び散る汗)]バカラ賭博とか〇〇商法のことを目をキラキラさせながら話す、危ないトーク[どんっ(衝撃)]もしかして「ビートたけし」という存在でさえも、博打や商法の一環だったのでは!?と思っちゃったわ~[ちっ(怒った顔)]

秘宝その2が高田文夫先生[ちっ(怒った顔)]ある意味、きよし師匠の方が危険なエッジに攻め込んでいる感じ・・・。好々爺なんですもん。トークが想定内で、途中で失礼してしまいました・・・。すみませぬ・・・。

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家に帰ってワインを飲み直し、泥酔[もうやだ~(悲しい顔)]着替える時、急にBB(ブリジット・バルドー様)をやってみたくて(全裸で猫を抱っこ)、お兄とツーショット。酔っぱらってるな~[たらーっ(汗)][夜]でも、素肌ににゃんこの気持ちよさ、やめられまへん[exclamation×2]

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暑さに耐性がついた頃、急に涼しくなり夏の終わりでさみし・・・。でも来週、能登島へイルカに逢いに行くので、それまでが私の夏[リゾート]涼しくなって嬉しいのは、エアコン嫌いの姫がお泊りしてくれるようになったことです[かわいい]

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妄想酒場へようこそⅣ~海からの旅人 [お酒]

もう、この世にはいないあのひとと飲んでみたかった・・・そんな「妄想酒場」の今宵のサシ飲み相手は、ジャック・マイヨール[ぴかぴか(新しい)]フリーダイバーとしての偉大な記録だけではなく、海との、イルカとの関わりでも特別な存在だった。ホモ・デルフィナス(イルカ人間)として生きたひとなのに、自ら命を絶ったという知らせが報じられたのは、クリスマス直前のこと・・・。

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「ジャック・・・ここに、いたのね」・・・南十字星がはっきりわかるほど冴えわたった夜空。スポットライトのように月明りに照らされたそのひとは、波打ち際で静かに海を眺めていた。私は隣に腰を下ろす。砂浜に突き立てられたダークラムのボトル。唇に当てると柔らかな液体はその正体を現し、喉を焼きながら全身に広がっていく。

「逢って来たわ。イルカたちに。水槽の中じゃなくて、海に棲む彼らに」「そうか・・・見てただろ」「ええ、あの好奇心いっぱいのまなざしで覗き込んできた」「あの目・・・彼らは好き嫌いがはっきりしてるけど、決して人をジャッジすることはしない。人間の万物の霊長ヅラが笑えるぜ」「・・・でもね、水槽の中に閉じ込められたイルカも同じ目をしていたわよ。絶望的な状態で、どうしてあんなふうにいられるのか・・・」

彼はラムを含み、乱暴に口を拭うと吐き出すように言った。「俺は、絶望し続けることに耐えきれなかったけどな。愛する人でさえ幸せにできない、エゴイストだよ」「・・・誰より誇り高くて、センシティヴで魂の純度の高い男にとって、陸の上の世界はさぞかし生き辛かったでしょう・・・でもね、幸福は人にしてもらうものじゃなくて、自らがそう在るものよ。あなたがいるだけで、その愛する人は幸せだったんじゃないかな・・・」

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彼は返事をしなかった。イルカと初めて対峙した時の、言いようのない親しみ、懐かしさ。言語を共有しなくても、瞬時に心を開いてともに過ごしたひと時。そんなふうに私たちデルフィナスは、何も言わなくても想いを通わせながら潮騒に身を委ねていた。

ひとり突き進む人の孤高を代わることは誰にもできない。でも束の間、寄り添い、分かち合うことはできる。ひたすら深海を目指した人は、限界で何を見たのだろうか。「深淵を覗き込んだ時、深淵もまたこちらを覗き込んでいる」という言葉があるように、見る者の心を映し出し、時に人を驚かせる。

「ジャック、それじゃ私、行くわね」・・・誰もがそれぞれのミッションを持って生まれ、生涯かけてそれを見つけ、達成するのが人生なら、まだ私は何もしていない。日々の雑事で忘れかけていた情熱と夢見ることを海は思い出させてくれる。

海に還るまで、もうひとがんばりしてみるね。彼は、横顔で優しく微笑んでいた。

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こんな笑顔が引き出せるひとになれますように[るんるん]


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Over and over again [お酒]

いよいよ来週にせまった能登の旅。野生のイルカと泳ぐ予定で問い合わせていた「海洋研究所」から中々返事が来ないので、調べていたら先月から休業になっていたって・・・[あせあせ(飛び散る汗)]うう、ショック、この旅のメインテーマだったのに[もうやだ~(悲しい顔)]

でも、いいの。ホテルは海の近くだし、美味しいお酒と日本海の恵みを味わってくるわ・・・[プレゼント]バッカスは私を裏切らない。いつも思うのは、こんなにお酒を飲み続けているのに、何故こんなに健康なのだろうか・・・と[あせあせ(飛び散る汗)]まあ、たくさんお酒を飲む以外はカラダに良いコトしかしていない気がするし、いちばんは、絶対にお酒だけ飲んでいないこと。その傍らには、必ず美味しいモノが寄り添っていること、だと思うのです。美味しいお酒と食事は、私の中では単独には存在しない。必ず、両者のマリア―ジュがあってこそ[ハートたち(複数ハート)]だから、ラーメンとか丼とかそれひとつで完結しちゃうものは、殆ど食べてない・・・酒の肴にならないものは、食べてない・・・(蕎麦屋で一杯とかは大好き[exclamation×2]

辛くて、苦しくて、バッカスに甘えたくて飲んじゃう時もあるんだけど、基本的には畏敬の念を持ってお付き合いしてきたから、こんなに相思相愛で長~く続いているのでしょうね[揺れるハート]

もっと仲良くなりたかった、心の友イルカさんには、この旅では逢えなさそうだけど、またいつか何処かで必ず・・・[ぴかぴか(新しい)]

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妄想酒場へようこそⅢ~女もつらいよ! [お酒]

はぁ・・・いっそ死んでしまいたい、そんな夜もある[たらーっ(汗)]自分を責めて眠れない時のバイブル的映画「男はつらいよ」。ガキの頃は、どこが面白い?ぬるい喜劇と侮蔑していたけれど、大人になってから観返して、決して寅さんは「いい人」だけなんかじゃなく、むしろ山田洋二監督の怖さ、凄みを感じたものです・・・[がく~(落胆した顔)]

最近の清涼飲料水オランジーナのCMでは、リチャード・ギアが寅さん役を演じているけど、山田監督が「渥美清とリチャード・ギア、ふたりの共通点はひととしての気品があることです・・・」という言葉に納得[exclamation×2]

と、言うことで今宵のサシ飲みの御相手は、寅さんこと車寅次郎[夜]旅の果ての、日本海の町のおでん屋台で一杯・・・ふと、飛び込んできたひとは、人懐っこい満面の笑顔で私に目礼した。

「今夜も冷えるな!おやじ、アツイの一本と適当にみつくろってくれよ!」ヘヘ・・・再び向ける先客である私への笑顔。その向こうに拗ねて甘えたい小さな男の子の姿が透けて見えた。寂しん坊で、繊細な男の素顔が・・・。私は思わず目を逸らす。彼のそんな部分に気づいてしまったことを知られたくなかったから。

「姐さんも、おひとりですか。ああ、野暮なこと聞いちゃったかな」「いいのよ、ひとり旅。明日帰るけどね」。どうにもならない恋から逃れたくて、思いついた旅だったけど、結局何の答えも出せぬまま最後の夜を迎えた。三杯目の日本酒が私を饒舌にする。「お兄さんは?」「俺は、旅が仕事みたいなもんだからなあ」「いいわね・・・旅するように生きていけたらな~」「そんな、いいもんじゃありませんよ。他人のもんは良く見えるだけ。帰る場所があるって、どんなに幸福なことか、なあ、オヤジさん」。おでんの湯気の向こうで多分、聞きなれた会話にオヤジさんは無言だ。

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「お兄さん、昨夜ね、ホテルで夜中、古い映画・・・つい観ちゃった。『存在の耐えられない軽さ』だって。何だか自分のことみたいで、私の人生って何だったんだろうって、もう生きてる意味がわかんなくなっちゃったのよ・・・」。酔いからなのか、旅の最終日の感傷からか、思わず吐いた弱音に私は狼狽する。隣の男はしばらく黙っていたが、目の前のおでんのボールをポイと口に頬張って、語りはじめた・・・。「誰かに、周りに付けられた値段に振り回されたら、俺なんて虫ケラ以下ですよ。重けりゃ重いで嫌がられ、軽けりゃ軽いでバカにされて・・・でもね、俺は俺の矜持ってもんをどっかで持っているから、こうしてふと知り合ったキレイな姐さんと旨い酒が飲めるんだ。そう、思っているんだよ」。最後を冗談で括ってくれた粋な優しさに、涙が込み上げそうになる。

「ありがとう!アハ!目利きのお兄さんにそんなこと言ってもらったら、明日から元気に生きていけるかも」。「そうかい、じゃ、もう一杯いくか!オヤジ、一升瓶ごとそこに置いとけよ!」「おじさん、こちらのお兄さんに玉子とはんぺんと大根!」。一升瓶ごと注ぎ合い、奢り、奢られ、まるでこれが今生の別れかのように、私たちはひたすら飲んだ。

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どうやってホテルまで戻ったのか、覚えていないくらい。でも、海に向かって「てめーの価値が決められるのは、てめーだけんなんだよー!」と叫んでいたようなことはボンヤリ思い出せる・・・。そして今日からまた、互いの人生を始める。私は、あきらめきれない辛い恋へ。彼は、現実を拒否した真性ロマンティストな旅を続ける。。。

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Thank you!寅さん[ぴかぴか(新しい)]恋は時に滑稽でせつなすぎる・・・でも、全身全霊で恋におちていた、あなたの姿はどこか気高く、も一度、誰かをひたむきに愛したい[exclamation×2]と思わせるのです[揺れるハート]


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妄想酒場へようこそⅡ~桜の幻想 [お酒]

桜が発するエナジーは人のこころを惑わせる・・・と言うことで、またまた妄想酒場。今宵の御相手は長谷川平蔵(もちろん!吉右衛門様の!)[揺れるハート]ご存知、火付け盗賊改めのトップ。鬼の平蔵と呼ばれるほど怖れられながら、それ以上の情愛の深さが愛さずにいられないひと・・・[ぴかぴか(新しい)]若き頃は継母からの仕打ちや孤独な心を持て余し、無頼の世界で暴れまくる「本所の鉄」と呼ばれた時期も。。。だからこその今がある[ぴかぴか(新しい)]

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・・・あのひとの待つ店まで、あと少し。桜など目に入らない。息せき切って辿り着いたというのに、あのひとは一人を味わうように盃を傾けていた。「お待たせしてしまったのね」「なあに、これもオツなもんさ」。久しぶりの、そのすべてが愛おしい。24時間、張りつめた、それを御職としているひとがふと緩めるひと時に居ることは、もしかして奇跡・・・?それでも私にはわかる。今ここで、何が起ころうとも正眼に構えることのできる状態でいることを。いつもどこかで、その刃を納めることができないことを。

「お勤め、ご苦労様です。おひとつ、注がせてくださいね」「ありがとうよ。おまえも・・・」美しい所作で私に勧め、注いでくれた盃に映る新月が水面に揺れる。生まれたての月の灯りは、私を誘惑する。「あなたが好き」そう告白してみろと。だけど、そこは「言わぬが華」。あえて華という言葉を使いたい、江戸の女の誇りでもある。まあ、ただのやせ我慢だけれど。そんなもの、トップに立つ者の孤高に比べたら、ふっと舞い上がる紙風船のようなもの・・・。

盃を重ね、内輪だけが知る元盗賊だった親爺さんの打つ絶品の蕎麦をたぐったら、もうサヨナラのサイン。「うん!うまい」。あのひとの、束の間の休息。私といる時だけは「本所の鉄」でいてほしいけど、それはもう感傷でしかないのだ・・・。

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「俺は、ぶらぶら歩いて帰るよ。おまえは籠で、けえんな」。いつのまにか店の前に手配されている籠に、私は唇を噛む。「知っているくせに!野暮なひと・・・」。提灯の柔らかな灯りに浮かんだ背中のシルエット。追いかけて、後ろからギュッと抱きしめたい。でも、そこは、あのひとの聖域なのだ。命賭けの、明日何が起こるかわからない、瞬間を全力で生きるしかない炎。私は夜空を見上げ、やっぱり月の言うことを聞いておくんだった・・・と小さなため息をつく。

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吉右衛門鬼平[ハートたち(複数ハート)]大好きです[exclamation×2]さ、映画観ながら、飲まなきゃ~[わーい(嬉しい顔)]イソイソ[バー]


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妄想酒場へようこそ [お酒]

もう、この世にはいない大好きな人と飲んでみたかった、と思うことがある。と言うことで妄想[わーい(嬉しい顔)]今宵のサシ飲み相手は作家のチャールズ・ブコウスキー[ぴかぴか(新しい)]銃を乱射するように言葉を繰り出し、お酒に溺れた、聖なる酔っ払い。自伝的映画「バー・フライ」は、観ているだけで二日酔いしそう[あせあせ(飛び散る汗)]ミッキー・ロークとフェイ・ダナウェイのクズッぷりが良かったわ~[バー]

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・・・彼はすでに酔っているようだった。吐き出す言葉の向こうの絹糸のような琴線が震えているのがわかったから。正直な人。露悪的に隠そうとするほど露呈してしまう、心根は痛々しいほどピュアなのだ。

「何を飲むんだい?」「何を・・・飲んでいるの?」「酒、だよ」「そうね、あなたはミスター・バッカスだもの」「ミスターなんてつけなくてもいいよ。ただの酔っ払いだからな」「そう、聖なる酔っ払い。背中に羽が見え隠れしているわよ」「不躾な女だな」「本当のことしか言えないのよ」「可哀想に・・・」

横顔に刻まれた目尻の笑い皺が優しくて、鼻の奥がツンとなる。こんな男に愛された女は、辛いだろうな・・・。知らなければよかった、生涯忘れられない恋なんて女を幸福にするわけない。だけど死ぬほど人を愛する経験のない人生と、どちらを選ぶと言われたら迷わず血を流す道を選ぶだろう。

「あんたも、天国に行けないクチだな」「あら、天国も地獄も同じ場所にあるんじゃないの?」「欲張り」「何も、持っていないのに?」「欲しいものはないのかい?」「今が・・・あれば」

彼はグラスを掲げ、乾杯の仕草をした。何に乾杯?私の愚かさに?それとも、この夜の下で起きているすべての天国と地獄に。愛と怖れに、乾杯。

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くう~。本当に飲みたくなってきたので、ワインでも開けますか。ブコウスキー御大、ありがとう[揺れるハート][ぴかぴか(新しい)]また、妄想酒場でお逢いしましょう[るんるん]

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